厳しい山越え

前回に続き、大糸線の話題です。

とはいっても、前回の「乗り鉄」から１ヶ月後の再訪で今回は「撮り鉄」。
帰ってきてから、さらに１ヶ月経ってしまってからのアップです。
　

今月１４日のダイヤ改正で置き換えとなった大糸線のキハ５２。
北陸新幹線の建設工事で解体されてしまう、
糸魚川構内の煉瓦庫で撮影会のイベントが行われました。

煉瓦造りの趣きが、気動車の重厚さを引き立ててくれます。
　

煉瓦庫の中を窓から覗くと、こんな感じ。
　

庫外にはラッセル車の展示もありました。
　

ちょっと遅いお昼は、やはり新鮮な海鮮モノを。と、少し街を外れた鮮魚店へ。
　
地味な店構えで、メニューも刺し盛りの定食のみですが、このボリューム！
　　
この後、まだ撮影が残っていますので、飲めないのが残念です・・・

お腹も満足に膨れたところで大糸線に戻ります。
全３両のキハ５２が展示されている間、代わりに営業線を守るのは高岡のキハ５８です。
　

イベント終了後の夕方からはキハ５２が出庫してきました。
　

　

この日は糸魚川に宿を取り明日の撮影に備えます。

そして翌日。
目覚まし代わりにタイマーを掛けたＴＶのローカルニュースから聞こえたのは・・・
「大糸線は長野県内で線路脇の土砂が崩れたため、
本日一日運休としバス代行を行ないます？！？！」

耳を疑いましたが、朝方、平岩までの１往復のみは動くとのこと。
慌てて身支度を整え、線路脇へと向かいます。

これが本当の一発勝負！と決めたカット。
　

繰り返し大糸線の運休を伝える防災無線を聞きながら一旦宿へ戻り、
白紙となった予定を考えますが・・・
今回は完全に大糸線が目的だったため、他に資料も無く代案が思いつきません。
　

とりあえず、北陸線の特急を撮影し、
　

糸魚川の隣、青海駅の近くにあるセメント工場の専用線を訪れるも、
列車の時刻などわかるワケもなく・・・
　

今回は運が無かったと諦めて、大糸線沿いの国道を帰路に着いたのですが、
線路脇にはカメラを構えた方がチラホラ。

山間部とはいえケータイはつながるので、まさか運休を知らないのかな？と思い、
お一人の方に声を掛けたところ「復旧して次の上りから動きますよ。」との返事。

情報を知らないのはこちらの方でした。
御礼を伝えて、急いでカメラを取り出し構えます。

後追いなんて贅沢は言ってられません。
　

場所を変えて、もう数カット。
　

　

山間部を走る鉄道の厳しさを、改めて認識させられました。
それにしても、ちょうど撮影を計画した日に当たるとは、運が悪かったのか良かったのか・・・
何とかお目当てを捉えることができましたので良しとしましょうか。

デハ

タグ：大糸線 キハ５２ 糸魚川

コメント 6

いいなぁ、この風景。
by manamana (2010-03-31 10:42) 

煉瓦庫の外からの写真はいろいろ見ましたが、
中からは初めて見ました。
中からの光景もなかなかいいですねえ。
by しおつ (2010-03-31 22:19) 

また行ったんだ！！！いいなぁ・・・。
しかもキハ５８まで・・・。うらやましい・・・。
by きた (2010-04-02 21:55) 

確かにあんなに旨そうな魚を前に
飲めないのは残念ですが
撮影の為！
私も良くある苦痛なので
よーく解ります＾＾
by ハイマン (2010-04-04 14:46) 

国鉄時代を彷彿させるシーンですね。
比べると、JRはボティーカラーだけでも味気ない気がします。
by ＨＵＤＳＯＮ (2010-04-20 08:12) 

manamana さん
風景と車両がマッチした光景だっただけに、
新車への置き換えは寂しいです。

しおつ さん
構内撮影イベントならではのカットです。
庫内もご覧のように良い雰囲気で、
この煉瓦庫も解体されてしまうそうで残念です。

きた さん
また行っちゃいました！
先輩の行動力を見習って（笑）

ハイマン さん
飲んではアングルが定まりませんものね・・・
撮影後、我慢した後は美味しいですし（笑）

ＨＵＤＳＯＮ さん
見慣れているせいもあるのでしょうが、
国鉄カラーは味がありますよね。
by ゆきちゃん (2010-04-21 23:31)